本州では低山地にも生息していますが、九州北部では深山幽谷の蝶となります。山地の渓谷地帯に広く分布し、年に一度3月下旬ころから姿を見せます。多良山系(長崎・佐賀)、背振山系(福岡・佐賀)、菊池水系(熊本)で生息を確認しています。 ♂は一定のルート(蝶道)を飛び、渓谷にかかる橋などの上で待つと次々に飛来します。また、羽化後間もない♂は河原などの湿った地面で吸水し、時として大集団を形成します。 ルリシジミより深みのある青色を呈し、本州産は裏面が黒化します。 |
長崎県大村市黒木 2001年4月8日13時10分 河原の石上で日光浴中の♂ |
佐賀県鹿島市奥平谷 2001年4月8日10時00分 林道路上で吸水中の♂ |
長崎県大村市黒木 2001年4月8日13時00分 河原で吸水中の♂集団 |