飛行機の便が15:55なので、どこに行こうかなーと思って決めたのが上野の西洋美術館。
フランスの素描展もあっていて、運良く人も少なく、ゆっくり見てくることが出来ました。
で、思い出したのが、『松方コレクション』。これって中学校時代に長崎の美術館にやって来ましたよね!その後の美術のテストは、題名と作家名を当てる(?)こと!!
三十年以上ぶりに出会った絵を見ながら、あの頃は
「こんなこと覚えていったいなにになるのよー」なんてきっと言っていたと思う。
でも今思い起こすと、やっぱり覚えていた作品はわたしのどこかの一部になっていると思った。
穏やかなまるみ、驚愕したまなざし、しっかりとこちらを見据えるかわいいひとみ・・・・衣擦れの音が聞こえそうな豊かなころも・・・・・
どれもみんな懐かしい、そうしてわたしのなかにあるもの・・・・
あ・・・・・同窓生もそうなんだな、懐かしくて、気付かないけれど、もう既にわたしのなかにあるもの・・・・そうして今でもわたしのなかにあるもの・・・・
旅の最後に、この旅に出たいと思ったわけ、そうしてその理由が、しっかり理解できたような気がしました。
ほんとうにたくさんの素敵な時間と、優しい思い出をどうもありがとう!
この思い、きっといつまでも忘れることなく、今度はわたしが皆さんにお返しをする番。
もっともっと楽しいページを作るように、みんなが愉快に集うことができるように、がんばらなくっちゃ!
なかなか積極的に旗を振って動くのは苦手だから、やろうと思ったこと、また与えられたこと、丁寧に、しっかりと作っていこうって思います。
これからもどうぞよろしく、ずっといつまでも仲良くしてね。
2002年8月12日 クリ
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