附中の誰も知らなかった秘話(その4) (投稿者:3−3 大場) |
僕たちの技術の先生、松本先生(マッチャン)はなんとなく男気のある先生だったが、意外な一面として庭いじりの好きな先生だったのをみんなは覚えているだろうか? 僕たち(*大場・鈴田・佐々木の悪クロトリオ)は昼休みのある楽しみがあった。それは裏門から抜け出して「宅の店」で100円のアイスクリームを食べることだった。 マッチャン「マッチャンてダイカ?お前たちは昼休みにどこに行っとったとか!」 佐々木「あ・あの・・宅の店で家まで電話しよりました。」 これはその瞬間、鈴田が思いついたヒラメキの最高の言訳だったが、マッチャンはその快心作をみごとに撃破した。 「ウソツケ!アイスクリームば食べてきとったとやろうが!」 後になってわかったことだが、急いで食べたために僕の口のまわりはまだ溶けきらないアイスがくっついていたのだった。その後マッチャンから僕たち悪クロトリオがしっかりしぼられたのはいうまでもない。 今は附中の裏門付近も手入れする先生もいないのか、マッチャンの庭園は見る影もないが、そこを通るたびに僕は草木の中からマッチャンが立ちあがってくるような錯覚におちいるのである。「コラ!お前たちはどこに行っとったとか!」と言いながら・・・・ おしまい。 【追加エピソード1 (鈴田 紀厚)】 【追加エピソード2 (佐々木 達也)】 「宅の店」で買い食いしていたのは、アイスクリームだけではなく、一番の売れ筋は「ハムかつパン」でした。いつもこのパンの在庫が少なく、奪い合うように買った記憶があります。 |