●○ バーチャンの書評 2002 ○●

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昨年1年間の記録に残る140冊から選りすぐりをご紹介。
記憶に残るほどの良品と時間の無駄と。読むにも値せず途中で投げ出したものは数にも入れて いませんので悪しからず。

和本の技術関連はほとんど「はずれ」でした。
たまたま映画化された原作と、逆にノベライズされたものが目立ったのですが、どちらがいいか玉石混淆でありました。ハリポタ(!)4は進行中でありまして、来年のリストにはのるでしょう。でも来年は「斧」のクチかも。

なお、上記ワーストの悪口がお気に召さない向きは、褒め称える返事をいただければ幸いです。

バーチャン@馬場泰

Best10
●骨まで盗んで ドナルド・E・ウェストレイク
ハヤカワ文庫 ISBN4-15-071358-8
(2002/06/15) \980

●金持ち父さん貧乏父さん ロバート・キヨサキ
筑摩書房 ISBN4-480-86330-3
(2000/11/15) \1,600
※将来を思うとさすがに不安で。続編も良かった

●探偵家族 マイクル・Z・リューイン
ハヤカワポケットミステリ ISBN4-15-001655-0
(1997/10/15) \1,000
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●レギュレイターズ リチャード・バックマン
新潮文庫 ISBN4-10-219351-0
(2000/12/01) \629
※キングの別名ですが、もう一つと組で

●影なき男 ダシール・ハメット

NO
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ハヤカワ文庫 ISBN4-15-077303-3
(1991/09/30) \505
※ちゃんとした、うまい作家です

●オオブタクサの呪い シャーロット・マクラウド

NO
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創元推理文庫 ISBN4-488-24608-7
(1990/12/14) \505

●当った予言、外れた予言 ジョン・マローン
文春文庫 ISBN4-16-730896-7
(1999/01/10) \619
※水晶玉でなく、科学技術の将来予見の話

●成功にはわけがある 畑村洋太郎
朝日新聞社 ISBN4-02-259805-0
(2002/06/25) \1,200
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●斧 ドナルド・E・ウェストレイク
文春文庫 ISBN4-16-752770-7
(2001/03/10) \667
※リストラが気になるなら必読

●服用量に注意のこと ピーター・ラヴゼイ
ハヤカワ文庫 ISBN4-15-0744715-6
(2000/08/31) \800
※これに匹敵する日本作家は存在しません

Worst10
●お熱い脅迫状 H・フレッド・ワイザー
     ※情けない
●ナノテクの衝撃 日刊工業新聞特別取材班
     ※まじめに取材したとは信じられない
●対話と知 茂呂雄二
     ※こんな教科書は書かないように
●原点は夢 佐々木正
     ※シャープの名馬も老いては
●日本再生 国保元ト(モトヤス)
     ※富士通の名馬もご同様
●素顔の科学誌 左巻健男
     ※科学史はすべてまともだと思ったら
●書斎の造りかた 林望
     ※リンボーって、貧乏でなく大金持ちだったのね
●工学は何をめざすのか 中島尚正
     ※東大の将来は暗い
●ある日どこかで リチャード・マシスン
     ※映画の方がずっとすばらしい
●半日の客 一夜の友 丸谷才一・山崎正和
     ※丸谷才一がこの程度の人物だったとは