恐怖の理科室事件  (投稿者:1-1林田


みなさん、最初にお断りしておきます。
このメール、絶対にお食事前とか、気分が滅入っているときに読まないで下さい。非常〜にいやな気分になり、あ〜読まん方が良かったと思われる可能性大です。いわゆる「迷惑メール」に属するのかも知れません。
責任は負いかねます。そのご覚悟のうえで、お読み下さい。では・・・。

==========< 恐怖の理科室事件 >===========

それ」は、ある理科の実験が始まる前の休憩時間に、突如現れました。

いつものとおり、僕たち1組が理科室に入り池内先生を迎えようとしていたそのときでした。
誰かがいきなり理科室に飛び込んできて叫びました。

「おーい、みんな!ちょっと来て!来て!」

彼の顔面が妙に土気色になっているのに、ただごとではないものを感じた僕たちは、「なんや、なんや」と一斉に彼が誘導する方向に走りました。

彼が誘導したのは、すぐ隣のトイレでした。
ただでさえ狭いトイレです。みんなが一斉にたかったものだから前が見えません。ただ入口まで、すごい異臭が立ち込めていました。

そして「それ」を目撃した者から次々と恐怖の言葉が発せられました。
「うそやろ〜!」「し、信じられん!・・・」「こげんと初めて見た・・」

何のことでしょう? はやる気持ちを押さえ、自分の番になるのをひたすら待ちました。「それ」を見た者たちの顔色は、確かに変わっています。ドキドキしてきました・・・。

ついに僕の番! そして見たのです! そ、「それ」を!!

「それ」の正体は、真一文字に便器に横たわる化け物みたいな「○ンチ」でした。体長およそ30cm。そして何よりもその太さに圧倒されました。
直径6〜7cmはあり、およそ人間から出たものとは思えませんでした。でも当時、附中で牛や馬を飼っていたという記録はありません。

あ〜、そして何ということでしょう。
驚くなかれ「それ」は勢いよく水を流しても微動だにしないのです!!

「それ」は確固たる信念をもって横たわり、毅然として自分を主張し、何事にも屈しない頑強さを有していました。美しくもありました。

それを目撃した僕は早速、当時習った円柱の体積の出し方「πr2乗h」で体積を出そうと、定規を取ってきて、鼻をつまんで実測し、算出して、みんなに報告しました。(喜々津先生ありがとう。役に立ちました)

もし当時3組の赤井君が見ていたら、比重、粘度、抵抗、流速などの関係式を用い、なぜ流されなかったのかを物理学的に解明しようとしたでしょう。
でも本当に解明してたら彼は、現在の「文部科学省エネルギー加速器研究機構加速器研究施設」にはいなくて、TOTOかINAXだったかも知れません。

いや、そんな数学や物理の話よりも「記録よりも記憶」(新庄じゃないって!)たくましく水を掻き分けて横たわるその勇姿は、30年経った今でも僕の脳裏に焼きついています。

現代の中年サラリーマン諸君!
会社で「クソッ!」と思ったときは、この「ク○」の話を思い出し、安易に流されることがなきよう、頑張って下さい。
でも、くれぐれも頑張り過ぎて「本物」を出さないようにね・・・。(笑)

最後に「これの発見者」、思い当たる人がいたら名乗り出てください。
そして何よりも「これの発出者」、思い当たる人がいたら名乗り出てください!
もうさすがに時効です。(出られんて?・・・池内先生かも?)

まあ、こういう事件は「発見者」=「発出者」のケースもままありますけどね。

  チャンチャン! by あにじゃ